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投稿日:2022年1月19日

カテゴリ:未分類

歯周病は体質と関係があるのか?そんな疑問があります。

 

1971~1985年、通称スリランカスタディーと呼ばれる、とある研究が

行われました。

スリランカという国、皆さんはご存知ですか?

 

インドの南に浮かぶ北海道より少し小さい島国で、光り輝く島とも言われています。

 

古来よりインド洋における交易の中継点として栄えた地であり、

紅茶の産地、上座部仏教の源流の地など数々の点で知られていますね。

 

また、我々日本人にとっても大変ご恩のある国の1つです。

1951年9月6日、ジャヤワルダナ元大統領が、

サンフランシスコ講和条約にて

「憎しみは憎しみによって止むことなく、愛によって止む」

というブッダの名言を引用した講演を行い、対日賠償請求権を破棄したことは

歴史的にも重要な出来事とされています。

 

さて、そのスリランカにおいて、歯医者さん達にとっても重要な研究が

1971~1985年の15年間で行われたのです。

(Loe H:Experimental gingivitis in man)

 

スリランカの茶畑で働く480人の男性を対象に行われました。

 

当時のスリランカには歯を磨く習慣がなく、歯医者さんもいなかったそうです。

 

そして歯周病の検査をしたところ、

 

歯周病が進行していない(歯の喪失なし)=11%

中等度の歯周病進行群(40歳までに3~4本喪失)=81%

急速な歯周病進行群(40歳までに無歯顎)=8%

 

という分布になりました。

 

Loe先生によると、この分布は体質によるものだろう、とのことでした。

 

体質、すなわち遺伝子レベルの違い、ということです。

 

口腔清掃が不十分であっても11%の人は歯周病が進行していない、という点は

残りの89%の人は口腔清掃をしないと歯周病が進行してしまう、

ということでもあります。

 

今ではこの見解は当たり前で歯医者さんでなくても誰もが持つ知見ですが、

まだ40年近く前まではなぜ歯周病になるのか?がはっきりわかっていなかったのです。

 

11%の方は歯みがきが適当でも歯周病が進行しないとも言えますが、

油断は禁物です。

 

歯周病が進行しなくても、歯周病菌が出す毒素や炎症反応によって出てくる成分が

全身に悪影響を及ぼすことが徐々にわかってきているからです。

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