親知らず抜歯前後の注意点と親知らず抜歯後の食事について
投稿日:2022年4月20日
カテゴリ:スタッフブログ
親知らず抜歯前後の注意点と親知らず抜歯後の食事について
親知らずはまっすぐ生え、健康な状態であれば抜く必要はありません。しかし、問題が生じる可能性が高く、抜歯される歯の代名詞となっています。
親知らずの抜歯については、場合によって痛みや腫れを伴うため、不安に思われている方も多いと思います。今回は親知らずの抜歯前後での注意点や抜歯後の食事についてお話しようと思います。
親知らず抜歯前後の注意点について
親知らずの抜歯前後は下記のことに注意しましょう。
«親知らず抜歯前»
- 親知らずの抜歯時に体調が悪くならないよう、当日は睡眠・食事をきちんととりましょう。
- 親知らずを抜いた際は出血を伴います。持病をお持ちの方で血液がサラサラになるお薬を服用されている場合は、血が止まりづらくなることがあるため、親知らずの抜歯前に必ず歯科医師に相談しましょう。
- 親知らずの抜歯前に歯科医院からお薬などを処方された場合は、用法・用量を守って服用してください。
- 親知らず抜歯後は、稀に体調が悪くなったり、立ちくらみなどが起こったりすることがありますので、当日は公共の交通機関を使用するか、ご家族に送ってもらいましょう。
«親知らず抜歯後»
- 親知らずを抜歯した後は、歯科医師の指示をきちんと守り、止血用のガーゼで患部の止血をしましょう。
- 親知らずを抜歯してすぐは麻酔が効いています。お口の中を傷つけたり、火傷したりする可能性があるため、麻酔の効果が切れてから食事するようにしましょう。
- 抜歯後は患部に血が溜まり、かさぶた(血餅)が形成されます。かさぶたが剥がれてしまうと、激しい痛みを伴うドライソケットになったり、細菌の感染リスクが高くなります。うがいはできるだけ少なく、舌や手で患部を触らないように注意しましょう。
- 血流が良くなると、抜歯部分の痛みが強くなることがあります。抜歯当日は、アルコールの摂取や激しい運動、長時間の入浴は控えましょう。
親知らずを抜いた後の食事について
親知らずを抜いた後は、傷口に刺激を与えないよう、食事にも注意しましょう。親知らず抜歯後におすすめの食べ物、できるだけ控えた方が良い食べ物についてご紹介します。
«親知らず抜歯後におすすめの食べ物»
- おかゆ・雑炊・お茶漬け
- 親子丼
- シチュー
- すりおろしたりんご
- 麺類(うどん・そばなど)
※かさぶた剥がれる可能性があるため、勢いよくすすらないように気をつけましょう。 - ヨーグルト・ゼリー
※吸うタイプのゼリーはかさぶたが剥がれる可能性があるため、控えましょう。
«親知らず抜歯後に控えるべき食べ物»
- フランスパン
- おせんべい
- カレー
- キムチ
- スナック菓子 など
固いものや香辛料が効いたものは、傷口に負担がかかったり、刺激を与えたりするため、痛みが強くなる可能性があります。傷口が治癒するまではできるだけ控えましょう。
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