子供の歯の外傷(外傷歯)と応急処置|品川区大崎駅の歯医者|大崎スクエア歯科

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子供の歯の外傷(外傷歯)と応急処置

投稿日:2022年3月23日

カテゴリ:スタッフブログ

子供の歯の外傷(外傷歯)と応急処置について

子供の歯の外傷(外傷歯)と応急処置

子供が成長して自分で歩けるようになると、転倒や事故などによってお口や歯を傷つける可能性が高くなります。今回は、子供の歯の外傷(外傷歯)の状態や応急処置などについて解説しようと思います。

歯の外傷(外傷歯)の状態

歯が欠ける(破折)

転倒や衝突の衝撃によって歯が欠けた状態です。小さな範囲であれば、痛みもほとんどなく、神経や歯茎などへの影響も少ないです。しかし、歯の大部分が欠けている場合、症状によって神経を抜かなければなりません。さらに、痛みや腫れなども強くなる可能性があります。

歯がグラグラする(歯の動揺・歯根破折など)

外傷によって、歯茎からの出血・歯がグラグラと揺れるようになっている状態です。歯の動揺が激しく、さらに痛みも長く続く場合は、歯の根が折れている(歯根破折)可能性があります。

歯の位置がずれる(転移・脱臼・陥入など

歯にかかる衝撃によって、歯の位置がずれたり、歯茎にめりこんだりしている状態です。乳歯や生え変わったばかりの永久歯の場合に多く見られる症状です。

歯が抜け落ちる(脱落)

転倒や衝突の衝撃によって、歯が完全に抜け落ちてしまった状態です。

歯の変色・歯肉の腫れなど

歯の内部で出血が生じると、歯の色が一時的に変色する場合があります。また、外傷によって神経が死んでいる場合は、歯が黒っぽく変色する場合があります。歯根周辺にトラブルが生じた際は、歯茎が腫れることもあります。

お口や歯をケガした際の応急処置について

歯が欠けた場合

歯の大部分が欠けた場合は、歯の神経がダメージを受けている可能性が高いため、できるだけ早めに歯科医院にて検査を受けましょう。状態によっては歯の根の治療を行い、神経を取り除く必要があります。また歯の欠けが小さく痛みなどの自覚症状がない場合であっても、歯の神経がダメージを受けている可能性があります。経過を見ながら、歯科医院にて検査・必要な処置をしてもらいましょう

出血がある・痛みがある・グラグラしている場合

出血がある場合は、お口をゆすいだ後に清潔なガーゼやティッシュで患部を押さえ、止血しましょう。痛みがある・歯がグラグラしているなどの症状がある場合は、歯の根が折れたり、ひびが入っている可能性があります。できるだけ歯を触ったりせず、歯科医院にて検査を受けましょう。

動揺が軽度の場合は、経過観察で様子を見ます。動揺が大きい場合は隣接する歯を固定するなどして、安定を図ります。また、歯根が折れていて保存が不可能な場合は抜歯となることもあります。

歯の位置がずれた・めり込んだ場合

歯を触らずにできるだけ早めに歯科医院を受診しましょう。治療としては、ずれた歯を元の位置に戻した後、隣接する歯と固定して安定するのを待ちます。
※乳歯や生えた変わったばかりの永久歯の場合は、成長によって自然に改善される場合があるため、経過観察となるケースもあります。

歯が抜け落ちた場合

歯が抜け落ちた場合は、状態によっては再び元の位置に歯を戻すこと(再植)も可能です。ただし、歯の周囲にある組織が良い状態でなければなりませんので、抜け落ちてから30分以内に処置を受けましょう。抜け落ちた歯の周辺組織の損傷を軽減するため、歯の保存液や牛乳につけて歯科医院へ持っていきましょう。

※水で入念に洗ったり、ティッシュに包んだりしないよう気をつけましょう。

歯の変色や歯肉の腫れがある場合

内出血などによる一時的な変色の場合は、経過を観察します。また、歯の神経が死んで、黒く変色したり、歯根の先に膿が溜まって歯茎が腫れたりした場合は、神経を取り除く根管治療を行い、症状の改善を図ります。

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