奥歯の咬み合わせが悪い原因と生じるトラブル
投稿日:2022年3月24日
カテゴリ:スタッフブログ
奥歯の噛み合わせが悪くなる原因と生じるトラブルについて
奥歯は上下左右、前後のバランスによって快適かつ機能的な咀嚼が実現します。そのため、高さや位置が少しずれただけでも、違和感を感じたり、顎関節に負担がかかったりと、体全体の健康面にも影響が及びます。今回は奥歯の噛み合わせが悪くなる原因、そして噛み合わせが悪くなることで生じるトラブルについて解説致します。
奥歯の噛み合わせが悪くなる原因とは?
噛み癖
食事の際の噛み癖によって、噛み合わせが悪くなる可能性があります。例えば、虫歯などで歯が痛む場合など、片側ばかりで咀嚼をすることによって左右の筋力のバランスが崩れたり、片側だけの歯が擦り減ったりなど、噛み合わせが悪くなる可能性が高くなります。
つめ物・かぶせ物の高さが合っていない
虫歯治療後に入れたつめ物やかぶせ物の高さが合っていないと、左右の噛み合わせのバランスが悪くなってしまいます。やがて、高くなっている歯だけが摺り減るようになり、全体的な噛み合わせも少しずつ崩れてしまいます。
歯を抜けたまま放置している
歯が抜けたままで放置している場合は、欠損部分のスペースに周囲の歯が倒れ込み、歯並びや噛み合わせが悪くなってしまいます。
歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばりなどの癖がある場合は、一時的に強い力が歯にかかります。そのため、少しずつ歯が擦り減り、噛み合わせが悪くなります。
歯並びが悪い
歯並びが悪いと、上下の歯で噛めるように無意識に顎の位置などを動かすようになります。そのような動きが習慣になると、さらに噛み合わせが悪化する可能性があります。
奥歯の噛み合わせが悪くなることで生じるトラブルとは?
虫歯や歯周病リスクが高くなる
噛み合わせが悪くなると、食べ物をきちんと噛むことができないため、唾液の分泌量が減少する可能性があります。唾液には歯面に付着した汚れを洗い流す自浄作用や殺菌効果があるため、唾液の分泌量が減少することによって、虫歯や歯周病リスクが高くなります。
顎関節症
噛み合わせが悪くなると、きちんと噛めるように無意識で顎を動かすようになり、顎骨や顎関節への負担が大きくなります。長期的に顎関節へ負担がかかることで、顎関節症リスクが高くなります。
顔が歪む
噛み合わせが悪いと、食事の際などに片側だけで噛んだり、顎を動かしたりします。そのため、左右の筋肉のバランスが変化し、顔が歪んでしまう可能性があります。
頭痛・肩こりなど
咀嚼時に必要となる筋肉は、首や肩などの顔周辺の筋肉と繋がっています。噛み合わせが悪くなると、それらの筋肉のバランスも乱れてしまうため、頭痛や肩こりといった症状を引き起こしてしまう可能性があります。※不定愁訴(原因不明な肩こり・頭痛・腰痛などの体の不調)は、噛み合わせが原因になっている場合も考えられます。
上記のように、噛み合わせが悪くなることによって様々な悪影響が考えられます。噛み合わせは一日で悪くなるのではなく、日々の習慣などで少しずつ悪化していきます。噛み合わせを悪化させないよう、ご自身で行えることは意識しつつ、定期的な歯科検診などを受けて噛み合わせの悪化を防止しましょう。
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