虫歯で生じる3つの痛みについて
投稿日:2022年4月6日
カテゴリ:スタッフブログ
虫歯で生じる3つの痛みについて
虫歯が進行すると、歯の変色や痛みなどの症状があらわれます。虫歯で生じる痛みについては、段階によって大きく3つに分類することができます。今回は虫歯で生じる痛みについて詳しく解説いたします。
虫歯で生じる3つの痛みとは?
冷水痛
初期段階の虫歯は痛みなどの自覚症状はほとんどありません。虫歯による痛みを感じ始めるのは、C2と言われる「象牙質の虫歯」からです。虫歯で生じる初期の痛みは「冷水痛」というもので、冷たいものを口にした際に痛みを感じます。
象牙質には象牙細管という歯の神経に繋がる管が無数に存在しているため、外部からの刺激が神経に伝わることによって、痛みを感じたり、歯がしみたりします。知覚過敏の場合もありますが、虫歯による冷水痛については、約10秒ほど痛みが続き、一過性のものではありません。そのため、冷たいものを口にした際、痛みが長く続く場合は象牙質まで虫歯が進行している可能性が高いでしょう。
甘味痛
虫歯で感じる痛みは「甘味痛」というものもあります。甘味痛とは、甘いものを口にした際に生じる痛みです。虫歯によってむき出しになった象牙質に糖分が溶けた唾液が触れることで痛みを感じたり、歯がしみたりします。
甘味痛については、一度治療した歯の虫歯が再発していたり、つめ物と土台の歯との間に隙間ができている場合などに生じやすいです。
温熱痛
虫歯で生じる3つ目の痛みは「温熱痛」です。温熱痛は温かいもの・熱いものを口にした際に生じます。虫歯が重症化して神経の近くまで虫歯が進行すると、熱などの刺激にも反応するようになります。
温熱痛が起こる場合は、虫歯がかなり進行している可能性が高いです。また温熱通だけでなく、神経が炎症を起こしたり、歯茎に膿が溜まったりなど、別の痛みが生じる可能性も高くなるため、できるだけ早めの治療をおすすめします。症状が悪化すると、入浴や就寝の際に体温が上昇することで歯が痛みだすこともありますので、注意しましょう。
今回は虫歯で生じる3つの痛みについてお話させていただきました。できるだけ軽度の段階で治療ができるよう、冷たいもので歯がしみたり、痛みを感じたりする場合には歯科医院で必要な処置を受けましょう。
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