親知らずが原因で起こる喉の痛みと対処方法
投稿日:2022年3月16日
カテゴリ:スタッフブログ
親知らずが原因で起こる喉の痛みと対処方法について
親知らずを抜いてから喉に痛みを感じたり、風邪を引いているわけではないのに、食事中に喉が痛んだりする場合は、親知らずが関係している可能性があります。今回は親知らずが原因で起こる喉の痛みや対処方法について解説致します。
親知らずのせいで喉の痛みが起こる原因について
▼親知らずのせいで喉の痛みが起こる原因は、抜歯前と抜歯後で下記のようなことが考えられます。
【親知らずの抜歯前に喉の痛みが起こる場合】
風邪などの病気になったわけでもないのに、喉に痛みを感じる場合は親知らずの周辺に炎症が起こる「智歯周囲炎」の可能性があります。歯茎より上に一部分しか露出していないような親知らずは、ブラッシングが難しいため、汚れが蓄積しやすくなります。
そのため、その部分に細菌が繁殖して炎症が起こり、症状が悪化することによって喉の近くまで腫れなどの影響が及ぶため、痛みを感じる場合があります。
【親知らずの抜歯後に喉の痛みが起こる場合】
親知らずを抜歯した後に喉に痛みが起こっている場合には、抜歯後に生じる後遺症の一つである嚥下痛の可能性があります。特に下顎の親知らずは喉に近い場所にあり、抜歯に伴って歯茎を切開したり、骨を削ったりするとその部分に炎症が生じる可能性高くなります。その炎症が喉の方まで拡がると、飲食の際に痛みが生じる嚥下痛を引き起こす場合があります。
親知らずが原因で喉に痛みを感じる際の対処方法
口腔内を清潔に保つ
親知らずによる喉の痛みを和らげるためには、まず口腔内を清潔に保つことが重要です。抜歯前・抜歯後のどちらも親知らず周辺の炎症が原因で痛みが生じます。そのため、親知らず周辺も丁寧にブラッシングし、細菌の量を少なくすることで炎症を抑制しましょう。
患部を冷やす
炎症による痛みを緩和するため、患部を冷やすのも効果的です。しかし、冷やしすぎて血流が悪くなってしまうと、逆に痛みが強くなる場合があるため、濡れタオルや冷却シートなどを使用するようにしましょう。
鎮痛剤を服用する
親知らずの抜歯後に痛みを感じる場合は、頻繁にうがいをしたり、歯磨きで抜歯部分を磨いたりすると、血餅というかさぶたが剥がれてドライソケットになり、さらに痛みが強くなってしまいます。軽いうがいや患部を冷やしても痛みが緩和されない場合は、鎮痛剤を服用するなどして対処しましょう。
親知らずが原因で生じる喉の痛みは、親知らず周辺の炎症が主な原因です。炎症が治まり、一時的に痛みがなくなったとしても、親知らずを抜歯しない限りは再発する可能性があります。炎症が頻繁に起こる場合は、自分自身で判断せず、担当の歯医者さんと相談して抜歯など必要な処置を受けましょう。
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