親知らず抜歯後に注意すべきドライソケットの症状と対策とは?
投稿日:2022年6月6日
カテゴリ:スタッフブログ
親知らず抜歯後に注意すべきドライソケットの症状と対策について
親知らずを抜歯した際は、多少の腫れや痛みが生じます。
そのため、親知らずの抜歯を控えた方は「親知らずを抜歯した後の痛みはどれ位だろう」「痛みが急に強くなったらどうしよう・・・」「どの位の期間痛みが続くんだろう」と様々な不安を抱えていることと思います。今回はそんな親知らず抜歯後に生じる「抜歯部分の傷口の痛み」や親知らず抜歯後に起こりうる「ドライソケットによる痛み」についてお話したいと思います。
親知らず抜歯後の痛み「抜歯部分の傷口の痛み」について
親知らずを抜歯する際は、事前に局所麻酔を行います。そのため、抜歯中にはほとんど痛みを感じることはありません。しかし抜歯後、麻酔の効果がきれてくると、少しずつ傷口が痛み出します。痛みの度合いについては、抜歯に要した時間や侵襲によって一人ひとり異なりますが、痛みや腫れを伴うことについては外科処置後に生じる正常な反応といえます。
局所麻酔については、約1時間半位から効果が弱まるのが平均的でおよそ3~4時間位で感覚が正常に戻るといわれています。
(※麻酔の効果については、その日の体調や個人差によって異なるため、1時間で効果が切れたり、5時間以上効果が持続したりする方もいます。)
抜歯部分の傷口の痛みは、処方された痛み止めを服用していただくことによって緩和することが可能です。
親知らず抜歯後に生じる抜歯部分の傷口の痛みはどの位の期間続くの?
特別問題のない一般的な親知らずの抜歯であれば、1~2日で痛みがおさまり、痛み止めの薬も必要ない位まで気にならなくなります。
※抜歯に時間がかかるような難抜歯などについては、痛みや腫れが長引くこともあります。
親知らず抜歯後に起こりうる「ドライソケットによる痛み」について
親知らず抜歯後に起こりうるトラブルの1つに「ドライソケット」という症状があります。ドライソケットとは、傷口を保護するかさぶたがなく、骨がむき出しになっている状態です。
通常、抜歯後は患部に血が溜まり、血餅(けっぺい)と呼ばれるかさぶたが形成されることによって、外部の刺激や細菌感染から傷口を守ります。しかし、体質の問題で血餅が形成されなかったり、抜歯後のうがいや歯磨きなどによって血餅が剥がれてしまうと、骨がむき出しなるため、外部の刺激が直接伝わり、強い痛みを伴うだけでなく、細菌感染リスクも高くなってしまいます。
親知らず抜歯後に起こりうるドライソケットの痛みはどの位の期間続くの?
ドライソケットになった場合は、約1~2週間程強い痛みが続きます。その後、さらに1~2週間かけて少しずつ痛みが弱まっていきます。そのため、長い方では1ヵ月近く痛みを伴う可能性があります。
ドライソケットにならないために注意するポイントとは?
親知らずの抜歯後は、ドライソケットにならないようにするため、下記のことに注意して血餅が剥がれないように気つけましょう。
- 抜歯部分を手や舌で頻繁に触らない
- 必要以上にうがいをしない(うがいは軽くゆすぐ程度にしましょう)
- 抜歯した部分を吸ったりしない
- 歯磨きの際はできるだけ優しく磨き、必要以上にゴシゴシしない
ドライソケットになった際の対処法について
上記の項目に注意したとしても、必ずしもドライソケットにならないというわけではありません。
もしドライソケットになった場合は、痛み止めや化膿止めのお薬を服用し、できる限り患部に刺激を与えないように努めましょう。
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