口呼吸はなぜだめなの?口呼吸による悪影響とは?
投稿日:2022年6月3日
カテゴリ:スタッフブログ
口呼吸によって生じる悪影響について
今回のブログは「口呼吸」についてお話したいと思います。近年では、口で呼吸をする人が増加傾向にあります。しかし本来、お口は呼吸をする器官ではなく食べ物を摂取したり、会話をしたりするという働きがメインであり、呼吸についてはあくまでも「鼻」の補助的な位置づけとなります。
そのため、口呼吸が習慣になると体への様々な悪影響が生じてしまいます。では、実際に口呼吸によってどのような悪影響があるのか、ご紹介したいと思います。
お口や喉が乾燥する
空気が常に循環するため、お口の中や喉が乾燥しやすくなります。お口や喉が乾燥すると、喉のリンパが炎症を起こしやすくなったり、いびきの原因となります。また、体の緊張状態になり、睡眠の質が低下してしまいます。
免疫力が低下する
鼻には空気中のウィルスや有害物質を体内に取り込まないためのフィルター機能がありますが、呼吸器官ではない口にはありません。そのため、口呼吸が習慣になると、ウィルスや有害物質を直接取り込む頻度が高くなるため、免疫が低下して風邪やインフルエンザなどの病気になりやすくなります。さらに喘息やアトピー、アレルギーなどのリスクも高くなります。
舌・お口周辺の筋力の低下
口呼吸によって常にお口を開けていると、舌やお口周辺の筋力が低下し、顔のたるみやしわ、二重あごなどの原因となります。また、前歯が押し出されるようになり、歯並びが悪くなる可能性も高くなります。特にお子さんの場合は将来の顔貌に大きく影響するため、注意が必要です。
虫歯・歯周病・口臭リスクが高くなる
口呼吸によってお口の中が乾燥すると、唾液の自浄作用や殺菌効果が低下してしまうため、汚れの蓄積や細菌の繁殖によって、虫歯・歯周病・口臭リスクが高くなります。さらに、歯の着色も起こりやすく、口元の見た目も悪くなってしまいます。
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