インプラント手術後に考えられるリスクと対処法
投稿日:2022年6月2日
カテゴリ:スタッフブログ
インプラント手術後に考えられるリスクと対処法について
今回のブログはインプラント手術後に考えられる問題とそれらの対処方法について解説したいと思います。インプラント手術後の代表的なリスク・トラブルは下記の通りです。
インプラントを埋入した部分の痛みや腫れ
インプラント手術後、麻酔の効果が切れた場合に痛みを感じることがあります。また、手術の際に歯茎を切開するため、患部が一時的に腫れる可能性があります。
対処方法
手術後に痛みが強くなった場合は、処方された鎮痛剤を服用して痛みを緩和しましょう。また、患部の腫れについては一時的なものですので、抗生物質を服用して口腔内を清潔に保ちましょう。
※痛みや腫れが長引く場合は歯科医院へ相談しましょう。
インプラントを埋入した部分からの出血(内出血)
インプラント手術の直後は、患部から一時的に出血する可能性があります。また、上部の奥歯側にインプラントを埋入した場合は、患部と鼻の位置が近いため、鼻血が出る場合があります。さらに患部の内出血によって、歯茎が一時的に変色したり、あざができたりする場合があります。
対処方法
インプラントを埋入後は、できるだけ患部に触れないように心がけましょう。また、血流が良くなると出血する可能性が高くなるため、長時間の入浴や飲酒、激しい運動等は控えましょう。
インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)
インプラント埋入後、口腔内のケアや定期的なメンテナンスを怠ってしまうと、インプラントの歯周病と呼ばれるインプラント周囲炎になってしまいます。インプラント周囲炎になると、インプラント周辺の歯茎や骨が破壊されるため、最終的にインプラントが抜け落ちてしまう可能性があります。
対処方法
インプラント埋入後は毎日のセルフケア・定期的メンテナンスをきちんと受け、口腔内を衛生的に保ちましょう。インプラントに違和感を感じた場合は、できるだけ早めに歯科医院で検査をしてもらいましょう。
インプラントの破折・脱離
歯ぎしりや食いしばりをはじめ、噛む力が強い方はインプラントに大きな負担がかかるため、インプラントの破折や脱離の可能性があります。
対処方法
術前の検査等で歯ぎしりや食いしばりの癖が確認できた場合、状態によってはインプラント以外の治療法をご提案いたします。インプラント治療を行う場合は、咬み合わせの調整をはじめ、就寝時にマウスピースを着用していただくなどの方法で対策を考えます。
上部構造(人工歯)の破損・脱離
経年によって咬み合わせが変化し、部分的に強い力がかかってしまうと、インプラントと人工歯の連結部分が緩んだり、人工歯が破損したりする場合があります。
対処方法
定期にメンテナンスを行い、必要に応じて咬み合わせを調整します。人工歯が破損や脱離した場合は、状態によって修理や再製作をいたします。食いしばり・歯ぎしりの癖がある方は、睡眠時にマウスピースの着用を推奨します。
大崎でインプラント治療をご希望の方は、 ぜひ大崎スクエア歯科へお越しください。
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