歯のクリーニングの種類と注意点
投稿日:2022年3月9日
カテゴリ:スタッフブログ
歯のクリーニングの種類と注意点について
日々の食事による着色や汚れの蓄積によって、虫歯リスクが高まったり、歯の色が黄ばんだりします。歯磨きでは取り除けない汚れや色素の除去は、歯科医院にて行う歯のクリーニングがおすすめです。今回は歯科医院で実施する歯のクリーニングや注意点についてご紹介いたします。
毎日の歯磨きと定期的な歯のクリーニングを心がけ、虫歯や歯周病の予防・綺麗な歯の維持に努めましょう。
歯科医院で実施する歯のクリーニングについて
歯科医院で行う歯のクリーニングついては、治療が目的である場合は保険適用となり、予防が目的の場合は自費診療の扱いとなります。そのため、保険でクリーニングを受ける際は事前にお口の検査などが必要となります。歯科医院での歯のクリーニングは、主に下記のような処置を実施します。
プラークチェック
特殊な液体を歯面に塗布し、プラークが付着している部分を染め出します。毎日の歯磨きで磨き残しがある場所などを確認することができます。患者さま自身にも磨き残しが多い部分を確認してもらい、意識してブラッシングを行っていただくことでセルフケアの質を高めることができます。
ポリッシング
器具を使用して歯面を磨く処置です。付着した汚れや色素を取り除くことはもちろん、歯面を滑沢に磨きあげることによって汚れの再付着を抑制する効果も期待できます。
虫歯予防用のペーストの塗布
医院によっては、虫歯の予防効果が期待できるペーストを歯面に塗布する場合もあります。塗布するだけで完全に虫歯を予防できるわけではありませんが、虫歯リスクの軽減につながります。
スケーリング(歯石取り)
スケーラーという器具を使用し、虫歯や歯周病の原因となる歯石を取り除いていきます。歯石は歯ブラシでは取り除くことができませんので、虫歯や歯周病を予防するためには歯科医院にて定期的に歯石を取り除くことが重要です。
エアフロー
エアフローは、炭酸水素ナトリウム(重曹)やグリシン(アミノ酸の一種)などのパウダーをジェット水流で吹き付け、歯面に付着した汚れや色素を取り除くクリーニング方法です。歯や歯茎に直接器具が触れないため、歯面を傷つける可能性も低く、快適な処置が可能です。
歯のクリーニングを受ける際に注意すること
- クリーニング後24時間は色素の濃い食事を控える
歯のクリーニング直後は、歯面にあるペリクルというタンパク質の膜が一時的になくなっているため、着色しやすい状態になっています。そのため、クリーニング行った後24時間程はカレーやコーヒー、ワイン、お茶などの色素が濃い飲食物は控えましょう。 - クリーニング後は1時間ほど空けてから食事をする
上記にある通り、クリーニング直後はペリクルというタンパク質の膜が一時的になくなっているため、着色しやすいだけでなく、外部の刺激にも敏感な状態になっています。冷たい物や熱い物で痛みを感じる場合もありますので、クリーニング後は1時間ほど時間を空けてから食事をするようにしましょう。 - 日々のセルフケアを怠らないようにする
虫歯や歯周病予防、汚れの除去については日々の歯磨きが基本です。定期的に歯のクリーニングを受けているからといって、毎日のセルフケアを怠らないように注意しましょう。歯と歯の隙間は特に汚れが蓄積しやすいため、歯ブラシだけでなくフロスや歯間ブラシ、洗口液などの併用をおすすめします。
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