歯のひび・歯が割れる歯根破折の症状や原因とは?
投稿日:2022年5月30日
カテゴリ:スタッフブログ
歯のひび・歯が割れる歯根破折の症状や原因ついて
歯が縦に割れたり、ひびが入ったりすることを「歯根破折」といいます。歯根破折は治療が難しいため、ほとんどのケースで抜歯となる可能性が高い症状です。今回はそんな歯根破折の症状や原因についてお話したいと思います。
歯根破折の症状について
噛む時に特定の歯が痛かったり、違和感を感じたりする場合は歯が割れたり、ひびが入っている可能性が高いです。歯根破折になると、当該歯周辺の歯茎が腫れ、痛みを伴います。割れたところから、細菌が侵入するため、膿が溜まって歯茎にフィステルというニキビのようなでき物ができることもあります。また、歯根が割れると歯が広がるため、つめ物や差し歯が取れやすくなります。
歯根破折が起こる原因とは?
咀嚼時の圧が強い
元々咬み合わせが悪い方や加齢によって少しずつ咬み合わせが悪化された方は、咀嚼するたびに歯に強い圧がかかるようになります。特に奥歯は負担も大きく、少しずつ歯にダメージが蓄積するため、歯が割れたり、ひびが入ったりする可能性が高くなります。
こんな方は注意が必要
- 45歳以上の中高年の方
- 噛む力が強すぎる方
- 重いものを持ち上げたりすることが多い方
- スポーツなどで歯を食いしばることが多い方 など
歯ぎしりや食いしばりなどの癖
歯ぎしりや食いしばりは、顎や歯に強い力がかかってしまいます。日中はもちろんですが、睡眠時に歯ぎしりや食いしばりが癖になっている方は、歯が少しずつすり減ってしまうため、歯が割れたり、ひびがはいったりする原因となります。
こんな方は注意が必要
- ストレスが溜まっている方
- 重いものを持ち上げたりすることが多い方
- スポーツなどで歯を食いしばることが多い方 など
虫歯がある・神経のない歯がある
虫歯や神経のない歯は、健康な歯に比べて歯質が脆くなります。部分的に強い力がかかると、歯が割れたり、ひびが入ったりする可能性が高くなります。
こんな方は注意が必要
- 治療していない虫歯がある方
- 過去の虫歯治療で神経を取り除いた方
- 日々の歯磨きや定期検診を怠っている方
- 虫歯になりやすい方 など
銀歯・金属の土台がある
虫歯で歯の大部分を失った場合は、かぶせ物を装着して歯の形態を修復しますが、状態によって金属などで土台を構築することもあります。天然歯よりも固い銀歯や金属の土台を使用すると、歯根に大きな負担がかかってしまうため、歯が割れたり、ひびが入ったりする可能性があります。
こんな方は注意が必要
- 銀歯や金属の土台がある方
- 噛む力が強すぎる方
- 重いものを持ち上げたりすることが多い方
- スポーツなどで歯を食いしばることが多い方 など
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