金属を使用しないノンメタル治療(メタルフリー治療)とは?
投稿日:2022年11月11日
カテゴリ:スタッフブログ
金属を使用しないノンメタル治療(メタルフリー治療)について
従来の歯科治療では、強度のある銀歯などの金属を使用することが一般的でした。しかし、近年では金属を使用しない素材も改良されたことによって、できるだけ金属を使用しないノンメタル治療(メタルフリー治療)が主流となっています。
今回のブログでは、金属を使用しないノンメタル治療(メタルフリー治療)についてお話したいと思います。
金属を使用する治療のメリット・デメリットについて
金属を使用する歯科治療については下記のメリット・デメリットが挙げられます。
メリット
- 強度が高い
奥歯は噛む力が強いため、つめ物・かぶせ物には大きな負担がかかります。強度の強い金属であれば、長期間使用した場合も破損することはありません。 - 治療費が抑えられる
銀歯などの金属は保険適用ですので、セラミックなどの素材に比べて治療費が抑えられます。
デメリット
- 見た目が悪い
治療する場所によっては金属が目立つため、見た目が悪くなってしまう可能性があります。 - 金属アレルギーのリスクがある
金属の素材は唾液によって金属イオンが溶け出すため、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。 - 歯茎が黒く変色する可能性がある
金属イオンが溶け出すと、歯茎が黒く変色する場合があります。 - 経年劣化が著しい
保険適用の銀歯については、経年劣化が著しいため、長期間使用することによって土台と歯との間に隙間が生じやすく、虫歯の再発リスクが高くなります。
金属を使用しないノンメタル治療(メタルフリー治療)の種類
金属を使用しないノンメタル治療(メタルフリー治療)は下記のような素材があります。
コンポジットレジン/CR(歯科用プラスチック)
コンポジットレジンとは白色の歯科用プラスチックです。前歯や小さい虫歯の修復の際に使用する素材です。噛む力が強い部位には適用できなかったり、経年によって変色することがありますが、歯の切削を最小限に抑えられることが特徴です。さらに、樹脂を直接盛ってその場で形態を整えていくため、即日で治療が完了します。
オールセラミック
すべてセラミックで製作されたつめ物・かぶせ物です。セラミックは天然歯の質感・色調に近く、生体親和性や審美性に優れています。また、経年による劣化もほどんどありません。奥歯などの噛む力が強い部位には強度の高いジルコニアを使用することによって、金属を使用せずに治療が可能となります。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、コンポジットレジン(歯科用プラスチック)とセラミックを混ぜた素材です。経年によって多少変色する可能性がありますが、オールセラミックに比べて費用を抑えられるのが特徴です。
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