飛行機に乗った際に虫歯が痛みだす原因と対処方法について
投稿日:2022年4月25日
カテゴリ:スタッフブログ
飛行機に乗った際に虫歯が痛みだす原因と対処方法について
これまで飛行機に乗られた方の中には、飛行機に乗った際に歯が痛くなった経験をされた方も多いのではないでしょうか?特に虫歯などがある場合は痛みが強くなるといわれています。今回のブログでは、飛行機に乗った際に虫歯が痛み出す原因と歯が痛み出した際の対処法について解説いたします。
なぜ飛行機に乗ると虫歯が痛みだすの?
気圧の変化
飛行機に乗ると虫歯が痛み出す原因については、気圧の急激な変化が挙げられます。水平飛行している高度での飛行機の機内は約0.8気圧です。これは標高2000mの環境とほぼ同じです。気圧が変化することによって、体内や歯の内部の空気が膨張するため、患部が圧迫されて痛みが生じます。
歯根の治療をしている
歯の神経を治療している場合は、歯根部分に多くの空気が存在するため、それらが膨張することによって痛みが生じる可能性が高くなります。また、歯根先端部分に膿が溜まる病気になっている場合も、空気が膨張して周囲の神経を圧迫するため、同じように痛みを感じることがあります。虫歯治療中はできるだけ飛行機の利用を控えましょう。
不安やストレスなどの精神的な負担
飛行機に乗った際に虫歯が痛みだす原因として、精神的な負担なども挙げられます。飛行機に乗り慣れていない方は、飛行中の事故などを不安に感じるため、そのような不安やストレスが痛みに繋がることもあります。また、過去に飛行機に乗った際に歯が痛み出した方は、また同じように痛くならないか不安になり、それらが痛みの原因になることも考えられます。
気圧の変化で虫歯が破裂するって本当?
上記の通り、虫歯があると飛行機に乗った際に様々な原因によって痛み出すことが予想されます。多くのケースでは耐えられない程の痛みではないため、すでに飛行機に乗って虫歯が痛みだした経験をされて方の中には、重大なこととして考えていない方も多いのではないでしょうか。
しかし、気圧の変化によって急激に膨張した場合は、非常に稀ではありますが、虫歯が破裂する可能性も0ではありません。飛行機のパイロットや宇宙飛行士が虫歯治療を完了しておかなければならないのは、そのようなリスクが存在するためです。
虫歯治療中に飛行機に乗らなければならない場合の対処法について
痛み止めのお薬を服用する
虫歯治療中の方は、患部が痛み出す可能性が高いため、できるだけ飛行機に乗らないようにしましょう。お仕事などで飛行機に乗らなければならない場合には、痛み止めのお薬を服用し、痛みを緩和しましょう。
飛行中に睡眠を取る
睡眠中は痛みを感じません。飛行機に長時間乗る場合は着陸まで仮眠をとることによって、痛みへの対策が可能です。
■ 他の記事を読む■