食べ物をよく噛むことで得られる効果・メリットとは?
投稿日:2022年5月26日
カテゴリ:スタッフブログ
食べ物をよく噛むことで得られる効果・メリットについて
皆さんは普段の食事でどのくらい噛んでいますか?近年では、食べ物が軟化傾向にあり、一昔前に比べると咀嚼回数が全体的に少なくなっているような気がします。何度も噛むと、顎が疲れるから嫌だという方もいるかもしれませんが、よく噛むことは体にとって良い影響がたくさんあるのです。
今回は食べ物をよく噛むことで得られる効果やメリットについて解説したいと思います。
ダイエット効果
食べ物をよく噛むことによって、満腹中枢が刺激されるため、必要以上に食べることがありません。ほとんど噛まずに飲み込むような方は、満腹中枢が刺激されにくく、ついつい食べ過ぎてしまうため、太ってしまいます。
小顔効果・美容効果が期待できる
食事の際によく噛むことによって、お口周辺の筋肉(咬筋・表情筋・口輪筋など)が引き締められるため、小顔効果が期待できます。また、よく噛むことで唾液の分泌量が増加します。唾液に含まれるパロチンやEGFという成分は髪の毛や肌、骨などの成長や代謝を促したり、調整したりする働きがあるため、美容効果も期待できます。
脳の活性化
よく噛むことで脳神経が刺激されると、血流が増加して脳が活性化されます。そのため、記憶力の向上や認知症リスクの軽減が期待できます。逆に残存歯が少ない方や合わない入れ歯を使用されている方はよく噛めないため、認知症のリスクが高くなってしまいます。
消化器官の負担を減らす
唾液に含まれるアミラーゼという酵素は消化を助ける効果があります。よく噛んで食べることによって唾液の分泌量を増やすことによって、消化器官の負担を減らすことができます。
虫歯予防
よく噛むことによって唾液が多くなると、唾液の自浄・殺菌効果によってお口の中の汚れが流され、細菌も減少します。さらに、唾液には溶け出した歯を修復する再石灰化を助ける働きもあるため、虫歯予防に繋がります。
がん予防
唾液に含まれるペルオキシダーセという酵素は、発がん性物質と結びついて体の外へ排出する働きがあります。よく噛んで唾液の分泌を促すことによって、がん予防が期待できます。
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