歯茎にできるできもの(フィステル)の原因と対処法とは?|品川区大崎駅の歯医者|大崎スクエア歯科

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歯茎にできるできもの(フィステル)の原因と対処法とは?

投稿日:2022年8月31日

カテゴリ:スタッフブログ

歯茎にできるできもの(フィステル)の原因と対処法について

フィステル

歯茎にニキビのようなできものができて「これは何?」と心配になった経験がある方もいらっしゃると思います。このニキビのようなできものは、フィステルという膿の排出口です。フィステルは歯根や顎骨部分でトラブルが起こると、膨らんだり、潰れたりを繰り返します。

口内炎に似ていますが、痛みを感じることはほとんどありません。しかし、体調によっては痛みを感じたり、患部が腫れたりすることがあります。その場合は膿が出きってしまえば痛みも感じなくなります。

今回は歯茎にできるできもの(フィステル)の原因と対処法についてお話したいと思います。

フィステルができる原因について

歯の神経が死んで細菌に感染した

虫歯が神経にまで進行したり、外傷などによって歯に強い力がかかると神経が死んでしまいます。そのような場合、歯の内部で細菌が繁殖して炎症が起こるため、歯根先端部分に膿が溜まってフィステルができます。

根管治療後の再感染が起こった

過去に行った根管治療が不十分だった場合や根管内にスペースが残っていた場合は、歯の内部で再び細菌が繁殖して膿が溜まるため、フィステルができます。

歯根部分に穴が空いている

根管治療の際、歯根部分に穴が空いてしまうことが稀にあります。その穴の部分から感染が起こり、膿が溜まってしまうと、フィステルが形成されます。

歯根破折

神経のない歯は栄養が供給されなくなるため、脆くなります。そのため、強い力がかかると歯が割れたり、ひびが入ったりします。その部分から細菌が感染するため、膿が排出されてフィステルができます。

フィステルの対処法(治療法)について

根管治療

歯の内部に存在する感染物質を除去し、洗浄、殺菌する根管治療を行い、症状の改善を図ります。また、歯根部分に穴が空いている場合は抜歯となるケースも多いですが、穴を埋める処置を行ったり、矯正によって歯を引っ張り上げて感染が起こらないようにしたりという方法で症状を改善できる場合もあります。

外科処置(歯根端切除)

歯根先端部分に膿が溜まっている場合は、通常の根管治療だけでは治らない場合があります。そのような場合は、歯茎を切開し、膿の摘出と感染歯根を切除する外科処置(歯根端切除)を実施し、症状の改善を図ります。

抜歯

歯根破折の場合は、状態にもよりますが多くのケースで抜歯となります。たとえ痛みや腫れなどの自覚症状がない場合でも、周囲の歯茎や骨が破壊されてしまうため、できるだけ早めに検査・処置をおすすめいたします。

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