妊娠中の歯周病の注意点とケア方法とは?
投稿日:2023年1月5日
カテゴリ:スタッフブログ
妊娠中の歯周病の注意点とケア方法について
妊娠中は体の様々な変化があり、口腔内環境もその影響を受けます。また、口腔内環境の悪化は胎児にも関係するため、妊娠中は特に日々のケアをしっかり行う必要があります。今回のブログでは、妊娠中に特に気をつけたい歯周病(妊娠性歯周炎)についてお話したいと思います。
妊娠中の歯周病(妊娠性歯周炎)について
妊娠中は女性ホルモンの分泌が増加するため、それらを餌とする歯周病菌が繁殖し、歯周病のリスクが高まります。妊娠前まで口腔内環境が良好だった方も、妊娠後に歯茎が腫れたり、出血したりという問題を起こることも少なくありません。このように妊娠中のホルモンバランスの変化によって生じる歯周病を妊娠性歯周炎といいます。
さらに、妊娠中は唾液の性質も変わって粘度が高くなることによる自浄作用の低下、つわりの影響による食事回数の増加、歯磨きが気持ち悪くなってケアがきちんとできないなど、様々な原因から歯周病が悪化しやすくなります。
妊娠中の歯周病(妊娠性歯周炎)によって起こりうるトラブル
歯周病が進行すると、歯茎や歯槽骨を溶かして最終的に歯を失ってしまう病気です。成人が歯を失う1番の原因が歯周病です。また、歯周病菌が血液によって全身を巡ることにより脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病など様々な病気のリスクを高めることが近年の研究で明らかにされています。
妊娠中については、歯周病菌や歯周病菌が放出する毒素が血液を通して胎盤に悪影響を与えるため、早産や低体重児出産を起こす可能性が高くなってしまいます。このような胎児のリスクを少しでも軽減するためにも、妊娠中のケアはとても重要といえます。
妊娠中のケア方法について
- こまめに歯磨きを行いましょう
妊娠中はつわりなどが原因で食事が不規則なりがちです。お口の中に汚れが蓄積しやすいため、食後はこまめに歯磨きをしましょう。 - 使いやすい歯ブラシを使用しましょう
妊娠中はお口の中にものが入るだけで気持ち悪くなることがあります。そのような場合はできるだけヘッドの小さい歯ブラシを使用し、無理なくケアが行えるように工夫しましょう。歯磨き粉が気持ち悪く感じる場合は、使わなくても良いので歯磨きを怠らないように気をつけましょう。 - 妊娠中も歯科医院でケアを受けましょう
妊娠中であっても、ほとんどの歯科治療は可能です。虫歯や歯周雨を予防するためにも、定期的に歯科検診やクリーニングを受けましょう。
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