歯が黒ずむ・変色する原因と対処法とは?
投稿日:2023年1月18日
カテゴリ:スタッフブログ
歯が黒ずむ・変色する原因と対処法について
大崎駅すぐの歯医者「大崎スクエア歯科」の歯科衛生士です。
歯が1本だけ黒くなっていたり、変色していたりするのが気になっている方もいるのではないでしょうか。周りの歯と色が違うと、お口を開けた際に目立ってしまいます。また、場合によっては見た目の問題だけでなく、トラブルを起こす可能性があるため注意が必要です。
今回のブログでは、歯が黒ずむ・変色する原因と対処法についてお話したいと思います。
1本の歯だけが黒ずむ・変色する原因とは?
歯の神経を取り除いている
過去に根管治療を行い、神経を取り除いた歯は栄養が運ばれなくなったり、代謝機能が働かなくなったりします。そのため、血液成分や変性物が代謝されなくなり、歯の象牙質に存在する古いコラーゲンなどが象牙細管という小さな管に沈着して黒ずんだり、変色したりします。
歯の神経が死んでいる
神経を取り除いていないのに、歯が黒ずんだり、変色している場合は神経が死んでいる可能性があります。歯を強くぶつけたり、小臼歯の中心結節(歯の形態異常による突起)が折れたりすることによって、神経が死んでしまう場合があります。歯を強くぶつけた場合は、歯の内部で出血が起こるため、血液が象牙細管に入りこんで黒ずんでしまうことがあります。
1本だけ歯が引っ込んでいる
歯並びが悪く歯が1本だけ引っ込んでいる場合は、その部分だけ歯ブラシが届きにくくなるため、食事などの着色によって歯が黒くなったり、変色したりする可能性があります。
神経を取り除いていない歯の黒ずみや変色はトラブルを起こすこともある?
上記の通り、神経を取り除いた記憶のない歯が黒ずんでいる場合は、歯の神経が死んでいる可能性があります。そのような場合は、痛みがないからといって放置していると、歯の内部で炎症が起こり、強い痛みや腫れを伴うことがあるため、注意が必要です。
神経を取り除いた記憶のない歯が黒ずんでいる場合は、後々トラブルが起こらないように一度歯科医院にて検査をおすすめします。
歯の黒ずみ・変色を改善する方法について
歯のクリーニング
着色によって歯が黒ずんだり、変色している場合は歯のクリーニングを受けましょう。歯面に付着したステイン・茶しぶ・タバコのヤニなどを取り除き、歯の色を改善します。
ウォーキングブリーチ
ウォーキングブリーチは、神経のない歯や神経の死んだ歯の黒ずみを改善するための処置です。歯の内側へ漂白するお薬を入れ、歯を内部から白くしていきます。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは前歯の形状・色の改善におすすめの方法です。歯の表面を僅かに削り、板状のセラミックをつけ爪のように貼り付けることによって、歯の見た目を改善します。
セラミッククラウン
すでに虫歯治療で歯を何度か削り、広範囲のつめ物が入っている場合などは、セラミッククラウンを被せることによって形や色を改善することができます。
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