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歯を失う原因や抜歯リスクの高い歯の状態について

投稿日:2022年3月31日

カテゴリ:スタッフブログ

歯を失う原因や抜歯リスクの高い歯の状態について

歯を失う原因や抜歯リスクの高い歯の状態

人間の体の組織の多くは傷ついても再生します。しかし、歯については乳歯から永久歯に生え変わることはあっても、虫歯で溶かされたり、外傷によって抜け落ちたりした場合は元の状態に戻ることはありません。そんな大切な天然歯をいつまでも維持していただけるよう、今回は歯を失う原因や抜歯リスクの高い歯の状態などについて解説したいと思います。

歯を失う主な原因とは?

歯周病

歯周病は現在、歯を失う1番の原因となっています。歯周病は細菌の感染・繁殖によって炎症が起こり、症状が悪化することによって歯茎や顎骨が破壊されるため、最終的に歯が抜け落ちてしまいます。歯周病は自覚症状がなく進行することが大きな特徴で、軽度の症状も含めると成人の約8割が罹患していると言われる程、とても身近な歯科疾患です。

虫歯

虫歯はミュータンス菌などの虫歯菌が感染し、それらの細菌が作る酸によって歯が溶かされる病気です。歯の中枢まで虫歯が進行すると、神経や血管が収まる歯髄を取り除く必要があります。歯髄を取り除いてしまうと、歯に栄養などが送られなくなるため、歯が脆くなり、将来的な抜歯リスクも高くなります。

歯根破折

外傷をはじめ、歯ぎしり・食いしばりなどの強い噛み合わせによって、歯の根にひびが入ったり、折れたりする症状です。特に虫歯などで歯髄を取り除いている歯は脆くなっているため、歯根破折が起こりやすくなります。

抜歯リスクの高い歯の状態とは?

歯周ポケットが深くなっている

歯周病が進行すると、歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)が深くなっていきます。正常な状態でも、1~2㎜程は溝がありますが、4㎜以上で歯周病と診断されます。歯周ポケットが10㎜を超えてしまうほど歯周病が重症化すると、歯を失うリスクが高くなります。

虫歯を治療せずに放置している

ある程度進行した虫歯は自然に治ることはありません。治療せずに放置していると、症状は悪化し、最終的に歯を抜くことになってしまいます。痛みなどの自覚症状を感じた場合は、できるだけ早めに治療を受けましょう。

被せ物を装着している

何度も虫歯治療を行っている歯は、既に歯髄を取り除き、かぶせ物を装着しています。特に銀歯などのかぶせ物は経年によって劣化するため、土台の歯と間に隙間ができやすく、そこから虫歯菌が侵入することで虫歯が再発する可能性が高いです。かぶせ物の内部で再発する虫歯(2次カリエス)は、発見まで時間がかかることもあり、重症化しやすい傾向があるため、抜歯リスクが高くなります。

部分入れ歯やブリッジを支えている歯

部分入れ歯を固定するために金属のバネをひっかけている歯やブリッジの支えとなっている歯は、咀嚼時などに大きな負担がかかります。そのため、通常の歯に比べて抜歯リスクは高くなります。

少しでも多く天然歯を残すためには、虫歯や歯周病の予防が重要です。日頃のケアはもちろん、定期的に歯科検診やクリーニングを受け、お口を健康維持に努めましょう。

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