子どもが虫歯になりやすい場所と成長に適した口腔ケアのポイント
投稿日:2022年4月28日
カテゴリ:スタッフブログ
子どもの歯で虫歯になりやすい場所と口腔ケアのポイント
乳歯は永久歯に比べて抵抗力が低く、虫歯になりやすい傾向があります。お子様の歯を虫歯から守るためには、虫歯になりやすい場所をきちんと理解し、適切な歯磨きを行うことが大切です。
今回は子どもの歯で虫歯リスクが高い場所をはじめ、成長に適した口腔ケアのポイントについて解説したいと思います。
子どもの歯で虫歯リスクの高い場所とは?
子どもの歯で特に虫歯になりやすい場所についてご紹介いたします。
【子どもの歯で虫歯リスクの高い場所その①】奥歯・奥歯の周辺
奥歯や奥歯の周辺は、歯磨きがしづらいため、子どもの歯はもちろん、大人の歯も虫歯になりやすい場所といえます。フロスなども活用して歯と歯の隙間の汚れもきちんと取り除きましょう。
【子どもの歯で虫歯リスクの高い場所その②】上顎の前歯
上顎の前歯はお菓子やジュースなどの糖分が多く付着するため、虫歯になりやすくなります。前歯の裏側にも食べかすや糖分が付着しますので、歯磨きの際は意識して磨きましょう。
【子どもの歯で虫歯リスクの高い場所その③】歯と歯茎の境目
歯と歯茎の境目は子どもや大人関係なく、汚れが溜まりやすい部分です。子どもは歯茎部分に歯ブラシが触れると痛いため、磨き残しが多くなってしまい、虫歯リスクが高くなります。虫歯にならないためには、親御さんによる仕上げ磨きできちんと汚れを取り除いてあげることが大切です。
成長過程で変わる子どもの口腔ケアのポイント
子どもは歯が生えたり、乳歯が永久歯に生え変わったりと成長とともにお口の環境が大きく変化します。様々なトラブルを防止するためには、口腔内環境に適した口腔ケアが重要となります。
以下では、成長過程に適した口腔ケアのポイントについてご紹介いたします。
0~1歳(生後約6ヵ月位から歯が生えます)
- 歯が生え始めた場合は、飲食後に綿棒やガーゼを使用して歯の汚れを取り除きましょう。
- 乳歯は小さいため、歯磨きをする際は子ども用の歯ブラシを使用しましょう。
- 物が持てるようになったら、歯ブラシを持たせて身体に慣れさせましょう。
1~2歳(奥歯側にも歯が生え始めます)
- 1歳6ヵ月児歯科検診を受けましょう。
- 少しずつ奥歯側の乳歯も生えてきます。虫歯にならないよう、きちんと磨きましょう。
- 大人の真似をするようになります。歯ブラシを持たせて少しずつ歯磨きの方法を覚えさせましょう。
3歳(乳歯が生え揃います)
- 3歳児歯科検診を受けましょう。
- できるだけお子さま一人で歯磨きをさせ、親御さんは仕上げ磨きを必ず行いましょう。
- 片側ずつで良いので、ブクブクうがいの練習を始めましょう。
4~5歳(顎の成長に伴って歯と歯の間に隙間が生じます)
- お子さま一人で歯をきちんと磨けるよう、正しい歯磨き方法を身につけましょう。
- 歯と歯の隙間の汚れを意識して歯磨きをしましょう。必要に応じてフロスや洗口液を活用しましょう。
6歳(乳歯が少しずつ永久歯へと生え変わります)
- 適切なサイズの歯ブラシを選び、永久歯の奥歯(6番臼歯)がきちんと磨けるように練習しましょう。
- 食後に歯磨きをする習慣をつけましょう。
- 生え変わってすぐの永久歯は虫歯になりやすいため、必要に応じて親御さんが仕上げ磨きをしてあげましょう。
お子さまが将来、虫歯で悩むことがないよう、虫歯になりやすい場所、口腔ケアのポイントを参考にして虫歯予防に取り組みましょう。
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