子どもの口内炎ができる原因と種類について
投稿日:2022年5月11日
カテゴリ:スタッフブログ
子どもの口内炎ができる原因と種類について
お口の中はとても繊細ですので、ちょっとしたことが原因で口内炎ができることもあります。今回は子どもの口内炎ができる原因と口内炎の種類についてお話したいと思います。お子様によく口内炎ができるという方は、ぜひ原因を知っていただき、予防に取り組んでいただければと思います。
子どもの口内炎ができる原因とは?
お口の中の損傷
食事中に頬を噛んだり、矯正器具で傷つけたりなど、お口の中を損傷した際に口内炎ができる場合があります。
ウィルス・細菌の感染
身体の抵抗力が低下している特は、ウィルスや細菌の感染によって口内炎ができることがあります。
火傷
熱いものを食べたり飲んだりした際、火傷によって口内炎ができることがあります。
ストレスや栄養不足
日々のストレスや栄養不足による抵抗力・免疫力の低下が原因で口内炎ができることがあります。
アレルギー反応
食べ物やお薬、金属などのアレルギー反応が原因で口内炎ができることがあります。
カビの繁殖
お口の中にはカンジタ菌などの常駐菌(カビ)が存在しています。免疫力などが低下すると、カンジタ菌が繁殖して口内炎ができることがあります。
口内炎の種類について
口内炎にはいくつかの種類が存在します。以下では代表的な口内炎の種類とその特徴についてご紹介します。
ヘルペス性口内炎
唾液や飛沫によってウィルスが感染してできる口内炎です。
- 生後半年~3歳位の乳児や幼児がなりやすい
- 痛みを伴う
- 38~40度の高熱を伴う
- お口の中や周りに水疱ができる
- リンパやお口の中が腫れ上がる など
カタル性口内炎
お口の中を噛んだり、火傷したりなど、損傷した部分に細菌が入りこむことでできる口内炎です。免疫力が低下している時にできやすい特徴があります。
- お口の中が腫れる
- 刺激が強い飲食物などによって痛みを感じる
- お口の臭いがきつくなる
- 赤い斑点が現れる など
ベドナーアフタ
乳児がミルクを飲む際の哺乳瓶のゴム乳首や玩具をお口に入れた時の慢性的な刺激によってできる口内炎です。
- 舌縁、口唇粘膜、上あご(口蓋)などにできる
- 治療の必要はなく、数週間で治癒する
カンジダ性口内炎
お口の中に常に存在するカンジタ菌が免疫力の低下などによって繁殖することでできる口内炎です。
- 体の免疫力が低下している時、抵抗力が弱い子どもや高齢者にできやすい
- お口の中に白い苔のようなものができる
- 飲食時にしみたり、痛みを感じたりする
- 白い苔が剥がれた際に出血することがある など
■ 他の記事を読む■