生えかけの親知らずが痛みだした時の応急処置と改善方法
投稿日:2022年5月10日
カテゴリ:スタッフブログ
生えかけの親知らずが痛みだした時の応急処置と改善方法について
今回は以前のブログ(生えかけの親知らずが痛み出す原因とは??>>)の続きとして、生えかけの親知らずが痛みだした時の応急処置と改善方法について解説したいと思います。
生えかけの親知らずが痛みだした時の応急処置とは?
痛み止めの薬を飲む
歯科医院にすぐに行けない仕事中や夜間に親知らずが痛みだして我慢できない場合は、痛み止めの薬を飲みましょう。市販の痛み止め薬で良いので用法・用量を守り、痛みを緩和しましょう。
親知らずの周りを冷やす
生えかけの親知らずが炎症などで痛み出している場合は、親知らずの周辺を冷やしてあげることで痛みを緩和できることがあります。急激に冷やすとかえって痛みが強くなる場合があるため、冷却シートや濡れてタオル等でゆっくり冷やすようにしましょう。
親知らずの周辺を清潔に保つ
口腔内に細菌が増えると、炎症が起こりやすくなります。特に生えかけの親知らずは周囲に汚れが蓄積し、細菌による炎症によって痛みが生じやすくなります。生えかけの親知らずが急に痛み出した場合は、歯磨きや洗口液を活用して親知らずの周辺を清潔に保ち、細菌の数を減らしましょう。
負担の少ない食事を心がける
親知らずが痛み出した場合は、炎症によって歯茎が腫れることがあります。少しでも症状を悪化させないため、できるだけ固いものや刺激の強いものは控え、柔らかくて栄養のある食事を心がけましょう。
睡眠をしっかりとる
免疫力が低下すると、細菌が繁殖して炎症が悪化し、痛みなども強くなります。炎症を起こしたり、悪化させたりしないよう、睡眠をしっかりとって規則正しい生活をしましょう。
生えかけの親知らずが痛み出した時の歯科医院で実施する改善方法とは?
親知らずの洗浄・消毒
生えかけの親知らずが痛み出した場合は、親知らず周辺を洗浄・消毒して炎症を抑えます。症状によっては、親知らずの周辺にお薬を塗って症状を改善します。
痛み止め・抗生物質を飲む
炎症が起こっている状態で抜歯をすると、抜歯後の痛みが強くなる可能性があります。そのような場合は、痛み止めや抗生物質を服用して炎症がおさまってから、抜歯をするか経過を観察するかを判断します。
親知らずの咬み合わせを調整する
腫れた歯茎に負担がかからないよう、親知らずの咬み合わせを調整して痛みを緩和する場合もあります。まっすぐ生えて問題のない親知らずについては、抜歯をせずに咬み合わせを調整するだけで症状を改善できることもあります。
痛み出した親知らずを抜く
炎症が頻繁におこり、痛みや腫れが続くような場合や虫歯や歯周病になっているような場合は、周囲の歯に悪影響を及ぼす可能性が高いため、抜歯を検討します。
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