歯が小さく見える原因とは?
投稿日:2022年9月13日
カテゴリ:スタッフブログ
歯が小さく見える原因について
歯磨きの時などに鏡を見て、自分の歯が人より小さく見えるという方は意外と多くいらっしゃいます。歯が小さいと感じる場合は、実際に歯のサイズが小さいケースや歯の縦横比がアンバランスなケースなどがあります。
今回のブログでは、歯が小さく見える原因についてお話したいと思います。歯が小さく見える原因は主に下記の3つが考えられます。
矮小歯
矮小歯(わいしょうし)は、歯のサイズが通常の歯と比べて小さい状態です。矮小歯は先天的に生じる現象で原因ははっきりしていませんが、遺伝や発育時期のビタミンD不足などが関係していると考えられています。
矮小歯になりやすい歯は上顎の真ん中から2番目(側切歯)や親知らずで、円錐状、蕾状の形状で生えることが多いです。側切歯や親知らずは元々不要な歯と考えられており、退化傾向にあるため、歯が小さくなるのではという説もあります。
ガミースマイル
ガミースマイルとは、笑った時に上の歯茎が多く見える状態です。通常に比べて歯茎の割合が大きいため、歯が小さく見えてしまうことがあります。笑う時に歯茎が気になるため、人前で思いっきり笑えなかったり、見た目をコンプレックスに感じてしまったりする方もいます。
ガミースマイルは、上顎の骨格の問題や歯の長さ・位置関係、上顎を引き上げる筋力が強いなど、様々な原因で起こります。
歯のすり減り
就寝中の歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は歯が少しずつすり減ってしまいます。歯がすり減ったことによって、歯が小さく見えることがあります。食いしばりや歯ぎしりについては、咬み合わせの不調をはじめ、ストレス、お仕事などで歯を噛みしめたりすることが多い方・スポーツ選手などに多く見られます。
歯が小さく見える場合は、見た目を気にされる方が多いと思いますが、上記の原因によっては虫歯・歯周病をはじめ、顎関節症リスクが高くなったり、つめ物・かぶせ物の破損や脱離、歯根破折や歯の欠け、歯並びの悪化など、様々な問題へと繋がる可能性があります。歯のサイズが小さくなってきたと感じる方は一度、歯科医院にて検査を受けることをおすすめします。
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