ドライマウスになる原因や対処方法について
投稿日:2022年4月4日
カテゴリ:スタッフブログ
ドライマウスになる原因や対処方法について
お口の中が乾燥する症状を「ドライマウス」といいます。日本人の約800万人がドライマウスになっていると言われており、自覚症状のない軽度の状態を含めると、約3,000万人以上にも達するというデータがあります。
「お口が乾燥すると何か問題があるの?」と思われる方も多いと思いますが、ドライマウスになると唾液の殺菌効果などが低下するため、虫歯や歯周病になりやすくなったり、口臭が発生したりなど様々な問題が予想されます。
今回はそんなドライマウスの原因や対処方法についてお話したいと思います。
ドライマウスになる原因について
ドライマウスは唾液の分泌量が減少することで起こります。唾液の分泌量が減少する主な原因については、下記のようなことが挙げられます。
加齢
加齢によって唾液腺が萎縮すると、唾液の分泌量が減少します。特に何もしていない時(安静時)の分泌量が少なくなるため、ドライマウスになる可能性があります。
ストレス・緊張
緊張やストレスによって交感神経が刺激されると、唾液の分泌量が減少します。そのため、普段の生活で緊張やストレスが多い方はお口の中が乾燥しやすくなります。
薬の副作用
服用しているお薬の副作用によって、唾液の分泌量が減少する可能性があります。花粉症の抗アレルギー薬をはじめ、精神科のお薬(うつ・めまい・不眠など)、循環器系のお薬(利尿・降圧など)呼吸器系のお薬などは、副作用で「口渇」があり、ドライマウス
糖尿病・腎疾患・更年期障害などの病気
糖尿病や腎疾患、更年期障害などの病気によって、唾液の分泌量が減少し、ドライマウスを引き起こす可能性があります。
口呼吸
風邪や鼻炎などで鼻呼吸が困難な場合は、口で呼吸(口呼吸)をすることも多くなります。唾液の分泌量が正常であっても口呼吸が習慣化してしまうと、唾液が蒸発してお口の中が乾燥してしまいます。
不摂生な生活
睡眠不足や運動不足をはじめ、栄養不足や食事の偏りなど、不摂生な生活をしていると、ドライマウスになる可能性が高くなります。
ドライマウスの対処方法について
保湿剤やうがい薬の活用
市販の保湿スプレーや保湿ジェル、ヒアルロン酸配合のマウスウォッシュなどを活用し、お口の潤いを保ちましょう。
加湿器の使用・水分補給
エアコンなどで室内が乾燥すると、お口も乾燥しやすくなります。加湿器の使用や水分補給をこまめに行い、お口の乾燥を防止しましょう。
唾液線のマッサージ
耳下線、顎下線、舌下線という3つの唾液線をマッサージすることによって、唾液の分泌量を増やし、ドライマウスの症状を緩和しましょう。
規則正しい生活をする
質の高い睡眠、バランスの良い食事など、規則正しい生活を心がけましょう。
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