セラミックがだめになる原因と長持ちさせるためのポイント
投稿日:2022年4月18日
カテゴリ:スタッフブログ
セラミックがだめになる原因と長持ちさせるためのポイント
セラミック治療で歯の形態を綺麗に改善した後は、できるだけ長期間、良い状態を保っていただくことが重要です。セラミックの素材は、経年による変形や変色がないため、適切なケアをすることによって長持ちさせることが期待できます。
今回はセラミックがだめになる原因と長持ちさせるためのポイントについてお話しようと思います。
セラミックがだめになってしまう原因とは?
強い咬合力(食いしばり・歯ぎしりなど)
セラミックの歯がだめになってしまう一番多い原因について、強い咬合力が考えられます。咬み合わせがきちんと合っていない、食いしばりや歯ぎしりなどの癖がある場合は、セラミックの歯に大きな力がかかるため、破損や脱離のリスクが高くなってしまいます。
歯茎の退縮
歯周病や加齢、強い力での歯磨きや咬み合わせによって歯茎が退縮してしまうと、セラミックと土台の歯との間に隙間が生じると、適合性が低下するため、脱離や虫歯の再発などのトラブルが生じやすくなります。
虫歯の再発
セラミックを被せた歯が虫歯になってしまうと、再治療が必要になり、セラミックについても治療後の歯の形状に合わせて再び作成する必要があります。また、かぶせ物の内部で進行する虫歯は発見が難しく重症化しやすいため、土台の歯の寿命も短くなる可能性が高くなります。
セラミックの歯を長持ちさせるためのポイントについて
初期治療を精密に行う
どんなに良いセラミックを作成しても、土台の歯に問題があれば長持ちさせることはできません。セラミックの歯を作成する際は、土台の歯の初期治療を精密に行うことが重要です。
咬み合わせを整える
セラミックをお口に装着した後は、咬み合わせの最終調整をします。左右のバランスを整え、破損や脱離リスクを軽減します。
定期メンテナンス
セラミックの歯を長持ちさせるため、歯科医院にて定期的にメンテナンスを受けましょう。口腔内やセラミックの状態を確認し、必要に応じてクリーニングや咬み合わせの調整をしてもらいましょう。
毎日のセルフケアを徹底
土台の歯が虫歯や歯周病になってしまうと、再治療が必要となり、セラミックも作り直さなければなりません。歯磨きをはじめ、フロスや洗口液などを活用し、口腔内環境を健康に保ちましょう。
マウスピースの活用
食いしばりや歯ぎしりの癖がある方は、咬み合わせが悪くなったり、セラミックが破損したりする可能性があります。就寝中は無意識下でより大きな力がセラミックにかかってしまうため、マウスピースを装着するなどして歯を守りましょう。
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