舌が白くなった際に考えられる病気とは?|品川区大崎駅の歯医者|大崎スクエア歯科

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舌が白くなった際に考えられる病気とは?

投稿日:2022年8月2日

カテゴリ:スタッフブログ

舌が白くなった際に考えられる病気について

舌が白くなった際に考えられる病気

舌は食事の際に味を感じたり、発音時に必要不可欠な器官です。また、 東洋医学では舌の色や形などで体調を調べる診断法があるなど、全身の健康状態を把握するためのバロメーター的な役割を担っています。

正常な舌は淡紅色をしていますが、舌が白っぽく臭いが気になったり、痛みがある場合など不安に思う方も多いのではないでしょうか。今回のブログでは、舌が白くなった際に考えられる病気についてお話したいと思います。

舌が白くなる主な病気とは?

舌の表面には「舌乳頭(ぜつにゅうとう)」という突起があります。舌乳頭は体調によって色が変化するため、舌が淡紅色でない場合は体調に問題があったり、舌自体が病気になっている可能性があります。舌が長い期間白っぽくなっていたり、変色している場合は注意しましょう。

舌癌(ぜつがん)

舌癌とは、舌の前方側や舌の縁にできる癌です。初期段階では、しこりがあるだけで痛みや出血はありませんが、症状が進行するにつれて舌表面に白い腫瘍ができ、痛みや出血、口臭を伴うようになります。50代以降の男性に多く、虫歯や飲酒、喫煙、咬み合わせなど物理的な刺激が発症リスクを高めると言われています。

アフタ性口内炎

一般的な口内炎で、5mm程の白い偽膜が形成されます。お口のケア不足や栄養不足、ストレスなど様々な原因によってできます。歯茎や頬の内側などにもでき、痛みを伴います。

白板症(はくばんしょう)

白板症とは、舌の表面が肥厚(ひこう)して白くなった状態です。ビタミン不足をはじめ、虫歯や歯並びの悪化、喫煙などの刺激によって起こります。白板症は舌癌の前兆となるケースもあるため、注意が必要です。特に舌の縁や下側にできた白板症については、およそ10%が癌化するというデータがあります。

口腔カンジダ症

口腔カンジダ症は、お口の中に常駐するカンジダ菌(カビの一種)によって起こる病気です。体の免疫が低下している時に発症し、舌や頬などの粘膜に白い苔のようなものが付着します。苔が剥がれた際に腫れや出血を伴います。また、違和感を感じたり、味覚障害が生じる場合もあります。

上記のように舌はお口や全身の健康が反映されやすい器官です。舌が白くなった際は、舌自体の病気や体の不調が考えられます。長期間、舌や口腔内に違和感を感じる場合は歯科医院にて検査を受け、必要に応じて適切な処置を受けましょう。

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