歯が黒くなる原因と解決方法とは?
投稿日:2022年6月28日
カテゴリ:スタッフブログ
歯が黒くなる原因と解決方法について
歯磨きの際などに歯が黒くなっていることに気がつき、「虫歯かな・・・」と不安になる方も多いのではないでしょうか。「歯が黒い=虫歯」というイメージが強いですが、虫歯以外のことが原因で歯が黒くなってしまうこともあります。
今回は歯が黒くなる原因とそれぞれの解決方法についてお話したいと思います。歯が黒くなる主な原因は下記の通りです。
虫歯・歯周病
虫歯になると、細菌の出す酸によって歯のミネラルが溶かされ、その部分に色素が付着することによって歯が黒くなってしまいます。また歯周病の方については、歯石と血液が混ざることによって、歯の表面が黒っぽく見えることがあります。
【解決方法】
虫歯を進行させないため、できるだけ早めに治療しましょう。歯周病についても、治療はもちろん、定期的にクリーニングを受けることで歯の色を改善することができます。
飲食物による着色(コーヒー・お茶など)
飲食物の色素が歯面や歯の溝に付着することによって歯が黒くなることがあります。日頃からコーヒーやお茶を良く飲まれる方は歯が黒っぽくなったり、黄ばんだりする可能性が高いです。
【解決方法】
飲食物による着色については、歯の健康状態に影響を与えることはほとんどありません。見た目がきになる場合は、歯のクリーニングによって取り除くことが可能です。奥歯などの溝が黒っぽくなっている場合は、虫歯の可能性もあるため、気が付いた際は一度検査してもらいましょう。
神経がない・神経が死んでいる
歯の内部には神経や血管があり、これらの組織によって歯は栄養を得ています。しかし、外傷などで神経が死んでしまった歯や治療で神経を取り除いた歯については、歯に栄養が送られなくなるため、歯が黒くなってしまいます。
【解決方法】
神経のない歯の黒ずみは、歯の内側で起こっています。通常のホワイトニングやクリーニングでは効果が得られないため、ウォーキングブリーチで歯の内側を漂白したり、セラミックなどを被せたりすることで改善します。
銀歯などの歯科金属
銀歯などの金属を用いたつめ物・かぶせ物は、経年によってイオンが溶け出すため、歯や歯茎が黒くなってしまいます。
【解決方法】
歯科金属による黒ずみ自体は歯の健康自体に害はありませんが、見た目が気になる場合には黒ずんだ部分を切削後、セラミックのつめ物・かぶせ物や歯科用のプラスチックで修復します。
サホライド
サホライドとは、虫歯の進行を止める小児用のお薬です。虫歯治療がまだできない場合や削るほどではない小さな虫歯の場合に適応となります。このお薬に含まれる銀が虫歯にくっつき酸化するため、歯が黒くなります。
【解決方法】
虫歯治療ができるようになった際、削り取って白い素材で修復したり、特に問題がない場合には永久歯に生え変わるのを待ったりという方法があります。
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