歯が変色(黄ばみ・黒ずみ)する原因とは?
投稿日:2022年7月20日
カテゴリ:スタッフブログ
歯が変色(黄ばみ・黒ずみ)する原因について
テレビや雑誌でみるモデルや芸能人のような白い歯に憧れを抱く方は多いと思います。実際、白く輝く歯は、健康的で若々しい印象を与えます。ですが、歯の色は年齢や普段の生活が影響して変色するため、白い歯を維持するのは簡単ではありません。
今回はなぜ白い歯がだんだんと変色してしまうのか、歯が変色(黄ばみ・黒ずみ)する原因についてお話したいと思います。
歯が変色する原因(外因性の着色)
歯の外側から着色、変色が起こる原因についてご紹介します。
食べ物・飲み物による着色
日々の食事は歯の変色に大きく関係します。歯の着色汚れは「ステイン」と呼ばれ、コーヒーやお茶、ワインに含まれるタンニンをはじめ、カレーやケチャップなどの色素の濃い飲食物によって起こりやすいです。
煙草のヤニ
煙草にはニコチンやタールをはじめとした有害物質が多く含まれており、様々な悪影響があります。タール(ヤニ)は粘着性がある物質のため、喫煙の際に歯の表面に付着し、少しずつ歯を茶色くしていきます。
虫歯
虫歯の初期段階では、虫歯菌によって溶かされたエナメル質を元の状態に戻そうとする再石灰化が起こります。この再石灰化の際に色素が取り込まれることによって、歯が黒や茶色に変色してしまいます。
歯石の蓄積
歯石とは歯垢が再石灰化によって固くなったもので、歯磨きなどでは取り除くことができません。歯石が蓄積すると歯が黄ばむだけでなく、飲食物などの色素がつきやすくなり、歯の変色が起こりやすくなります。
お薬の影響
グルコン酸クロルヘキシジジンが含まれる洗口液などを長期間使用すると、歯に着色してしまう可能性があります。
歯が変色する原因(内因性の着色)
歯の内側から着色、変色が起こる原因についてご紹介します。
テトラサイクリン系のお薬
歯が形成される時期(0~12歳頃)にテトラサイクリン系の抗生物質を大量に服用した場合、お薬の副作用によって歯が灰色っぽくなったり、縦模様が現れたりすることがあります。
エナメル質の形成異常
遺伝をはじめ、歯へのダメージや刺激などの後天的な要因によってエナメル質の形成異常が起こった場合、歯の変色や形状の異常が生じる可能性があります。
加齢
歯の一番外側にあるエナメル質は半透明です。歯の内側にある象牙質は乳白色でその色が透けるため、歯は白っぽく見えます。しかし、年齢を重ねることによって象牙質の黄色みが強くなり、さらにブラッシングや食事によってエナメル質が摩耗してしまうため、歯の黄ばみが目立つようになります。
神経が死んだ・神経を取り除いた
外傷などによって神経が死んだ歯や虫歯治療で神経を取り除いた歯は、時間の経過とともに歯の明度が低下し、茶色や黒色に変色してきます。
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